営業リストの作り方
営業リストは、条件に合う企業を並べるだけでは完成しません。「誰に何を提案するか」を決め、取得元と日付を残し、100件で営業結果を検証して更新できる状態にするのが基本です。
営業リストとは
営業リストとは、営業先候補となる企業情報を、会社名・所在地・業種・連絡先などの項目で一覧化したデータです。実務では、情報源URL、取得日、対象条件、接触結果まで残すことで、再確認と改善ができる営業資産になります。
「営業先の一覧」と「成果が出るリスト」は同じではありません。対象外が多い、連絡先が古い、重複がある、分母の異なる商談化率を比較している、といった状態を避ける設計が必要です。用語の意味は営業リスト用語集で確認できます。
営業リストに必要な17項目
| 区分 | 項目 | 用途 |
|---|---|---|
| 企業特定 | 企業名、法人番号 | 同一企業の判定と名寄せ |
| 対象判定 | 業種、都道府県、市区町村、住所 | 営業条件への適合確認 |
| 接触 | 電話番号、WebサイトURL | 接触前の確認と連絡 |
| 出典 | 情報源URL、取得日 | 鮮度・根拠・更新の確認 |
| 営業管理 | 対象条件、優先度、担当者 | 割り当てと優先順位 |
| 履歴 | 接触日、結果、次回対応日、備考 | 追客漏れと重複接触の防止 |
従業員規模、求人職種、店舗数、利用技術などは業種と提案内容に応じて追加します。最初から列を増やしすぎず、「対象判定か会話準備に使う項目か」で選びます。
営業リストを作る7手順
1. 営業目的と対象条件を1文で定義する
「東京都の従業員10〜100名のSaaS企業で、採用強化中。ただし既存顧客と競合は除外」のように、業種・地域・規模・変化・除外条件を1文にします。商品から逆算し、誰に何を提案するかを先に固定します。
2. 必要項目と判定ルールを決める
上の17項目から必要な列を選びます。「業種は何を見て判定するか」「本社所在地と店舗所在地のどちらを使うか」「電話番号がない場合は対象外か」まで先に決めると、担当者ごとの判断差を減らせます。
3. 利用できる情報源を選ぶ
公的データ、自社の問い合わせ・名刺・商談履歴、利用許諾のあるデータ、契約中のサービスなどから選びます。Web上の公開情報でも自由に取得・営業利用できるとは限りません。詳しくはスクレイピングと営業リストの5つの確認点を参照してください。
4. まず100件を収集する
最初から1万件作ると、条件がずれていた場合の修正量も増えます。まず100件で対象外率と空欄率を調べ、営業担当が実際に使える項目か確認します。
5. 表記統一・名寄せ・重複除外を行う
株式会社表記、全角・半角、住所、URL末尾、電話番号の記号を統一します。法人番号を優先し、ない場合は企業名・所在地・URL・電話番号を組み合わせて同一企業を判定します。
6. 優先順位を付けて営業する
企業適合度、変化のシグナル、データ充足度を分けて評価します。求人やニュースは変化の手掛かりであり、予算や導入意向を証明するものではありません。仮説として優先順位に使い、会話で確認します。
7. 結果を記録して更新する
対象外率、空欄率、有効会話率、商談化率を同じ分母・期間で比較します。対象外理由や失注理由を条件へ戻し、接触前確認と定期更新を続けます。差分取得は更新作業を助けますが、差分がすべて新規営業先になるわけではありません。
Excel・スプレッドシートで作る設定
100件程度の検証なら、ExcelやGoogleスプレッドシートでも始められます。1行を1社、1列を1項目に固定し、途中に見出しや空行を入れないのが基本です。
- 1行目に項目名を置き、表全体へフィルターを設定する
- 見出し行と企業名列を固定し、横・縦に移動しても対象が分かるようにする
- 都道府県、優先度、接触結果はプルダウンにして表記ゆれを防ぐ
- 法人番号、URL、電話番号は文字列として扱い、桁落ちや自動変換を防ぐ
- 取得日・接触日・次回対応日は同じ日付形式で入力する
- 配信停止・対象外・商談化を色分けし、次回対応日の超過を見つけやすくする
無料Excel版には、17項目、200行、都道府県・優先度・結果のプルダウン、結果と期限の色分け、使い方シートを設定済みです。件数や担当者が増え、重複接触・権限・履歴・更新の管理が難しくなったら、CRMや営業リスト作成ツールへ移します。
作成方法は件数と更新頻度で選ぶ
| 方法 | 向く状況 | 注意点 |
|---|---|---|
| 無料データ+手作業 | 少量の仮説検証、社内に作業時間がある | 調査・整形・更新の人件費 |
| 完成リスト購入 | 初回に広い母集団が必要 | 収録項目、取得日、重複、利用範囲 |
| 作成代行 | 独自条件で一度作りたい | 条件定義、納品基準、更新費用 |
| 営業リスト作成ツール | 条件を変えて継続的に作る | 対応情報源、規約、操作、固定費 |
判断はデータ価格だけでなく、作業時間を含む総コストで行います。契約目標から母集団を決めるなら無料の営業リスト必要件数計算、件数と作業時間から費用を比べるなら無料の営業リスト費用計算、手元のCSVを点検するなら営業リストCSV無料診断を利用できます。
営業前の品質チェック
- 対象条件と除外条件が文章で定義されている
- 企業名・法人番号・所在地の名寄せ基準がある
- 情報源URLと取得日が残っている
- 既存顧客、失注先、配信停止、接触禁止先を除外した
- 電話番号やURLを接触前に再確認した
- 個人情報と法人情報を区別した
- 取得元の規約・API条件・利用目的を確認した
- 担当者と次回対応日が決まっている
よくある質問
営業リストはどうやって作りますか?
営業目的と対象条件を定義し、必要項目と情報源を決め、まず100件を収集します。その後、名寄せ・重複除外、優先順位付け、営業結果の記録と更新を行います。
営業リストに必要な項目は何ですか?
基本項目は、企業名、法人番号、業種、所在地、電話番号、WebサイトURL、情報源URL、取得日、対象条件、優先度、担当者、接触日、結果、次回対応日です。用途に応じて従業員規模や募集状況などを追加します。
営業リストはExcelで作れますか?
作れます。少量の検証ならExcelやGoogleスプレッドシートで始められます。フィルター、入力規則、日付形式、表記ルールを設定し、件数・情報源・更新頻度・担当者が増えたらCRMや営業リスト作成ツールを検討します。
営業リストを無料で作る方法はありますか?
国税庁法人番号公表サイトやGビズインフォなどの公的データ、自社の名刺・問い合わせ・商談履歴を利用する方法があります。無料でも調査、整形、重複除外、更新には人件費がかかります。
Web上の公開情報を営業リストにしてもよいですか?
公開されているだけで自由に取得・利用できるとは限りません。サイトの利用規約、robots.txt、API条件、著作権、個人情報、営業連絡のルール、サーバー負荷、利用目的を個別に確認します。
営業リストは何件から作ればよいですか?
最初は100件程度で条件と品質を検証する方法が実務的です。対象外率、空欄率、有効会話率、商談化率を確認し、条件を修正してから件数を増やします。
営業リストはどのくらいの頻度で更新しますか?
一律の正解はありません。接触前の確認を基本に、募集状況や店舗情報など変化が速い項目は短い間隔、法人番号や本店所在地など比較的安定した項目は変更検知や定期点検で更新します。
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Lasone Dataは、200以上の情報源候補から必要な企業情報を抽出・整理する営業リスト作成ツールです。対象媒体・項目・用途は申込前に確認します。
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