AIで営業リストを作る方法|条件設計から出典確認まで
AI営業リストを作る6つの手順と、AIに任せる工程・人が確かめる工程を解説。実際の操作例、依頼文、費用の考え方まで紹介します。
AIで営業リストを作るとき、最初に決めること
AIで営業リストを作るには、「誰に売りたいか」を検索できる条件に変え、出典を残して収集し、人が営業に使える状態か確かめます。企業名だけをAIに列挙させても、その会社が現在存在するか、条件に合うか、連絡先が正しいかは別の問題です。
たとえば予約管理サービスを提案するなら、「東京都の美容サロン」だけで終わらせず、店舗単位で営業するのか本部に提案するのか、必要な連絡先は店舗電話か運営企業の窓口かを決めます。ここが曖昧だと、件数を増やしても確認作業が増えます。
最初に用意するのは、商材、対象業種、地域、除外条件、必要項目の5つです。すべてを確定できなくても構いません。「この業種に、この提案をしたい」という仮説から始められます。
AIに任せる工程と、人が判断する工程
AIは条件の整理、文章からの項目抽出、表記ゆれの候補発見などに使えます。一方で、取引先を除外する判断、掲載情報と営業目的の適合確認、曖昧な企業の同定は、人の確認を残した方が手戻りを減らせます。
| 工程 | AI・システムで進めること | 人が確認すること |
|---|---|---|
| 条件設計 | 商材から候補条件を整理 | 誰を営業対象にするか |
| 情報収集 | 対象媒体の情報を抽出 | 出典と項目の意味 |
| 整理 | 表記ゆれや重複の候補を提示 | 同じ会社・別店舗の扱い |
| 営業準備 | 提案の切り口を下書き | 実際に確認できた事実か |
AIが出した「成長中」「採用に積極的」といった言葉を、そのまま事実として保存しないことも大切です。求人が公開されているという事実と、事業が成長しているという推測は、別の列に分けます。
使えるリストを作る6つの手順
- 商材と想定する課題を一文で書きます。対象企業が何に困っているのかを仮説として整理します。
- 仮説を業種・エリア・公開情報に変換します。「ITに困っている会社」では検索しにくいため、店舗数や募集職種など観測できる条件を探します。
- 会社名、所在地、電話番号、URL、出典、確認日の列を決めます。列が増えるほど取得後の確認も増えるので、最初は営業に必要なものに絞ります。
- 少量を作成し、対象外、重複、連絡先の空欄を確認します。対象外が多いなら件数を増やす前に条件を直します。
- 既存顧客と営業対象外を照合します。本社・支店・店舗をどの単位で扱うかもここで統一します。
- 担当者へ渡し、連絡結果を記録します。「リストが悪い」の一言で終わらせず、番号不通、対象外、接触できず、関心なしを分けて改善します。
実際の画面で確認できること
Lasone Dataのデスクトップ版では、媒体、地域、最大件数を指定して検索します。2026年9月7日の撮影では、ハローワーク、東京、最大10件という条件で8件が表示されました。これはその時点の操作例で、同じ件数や所要時間を保証するものではありません。
最大件数は「その数を必ず取得できる」という意味ではありません。掲載件数、重複、取得条件などによって結果は変わります。画面の数字と実際の結果を確かめ、必要なら媒体や条件を調整します。
AIへの依頼で伝えるとよい内容
「営業リストを作って」だけでなく、以下のように用途を添えると、確認すべき項目が明確になります。
この例では、提案する相手、対象単位、除外条件が揃っています。取得できない項目は空欄にし、AIで補って埋めないよう依頼することも有効です。情報源が確認できない電話番号や担当者名は使いません。
費用はシステム利用と個別作成を分けて考える
Lasone Dataは月額3万円(税別)で通常の営業リストを件数無制限で抽出するシステムです。継続して自社で作る場合に検討できます。SNSのAPIなど、別途費用がかかる場合もあります。
媒体一覧にない情報、独自の条件、複数データの組み合わせは、個別リスト作成で対象と作業範囲を確認します。個別作成の費用は別途見積もりです。自社の操作時間も含めて、自分で作る部分と任せる部分を決めましょう。
よくある質問
AIだけで正確な企業一覧が作れますか?
出典の確認が必要です。企業の名称や連絡先をAIの文章生成だけで確定せず、掲載元、確認日、対象条件を照合してください。
欲しいリストの条件が決まっていなくても相談できますか?
できます。商材、提案したい相手、今の営業で困っていることをお聞かせください。AIでの情報収集に加え、営業前の条件設計から一緒に整理します。